資産除去債務に係る繰延税金資産の回収可能性判断に関して、仰星監査法人の判断が覆り、948百万円の繰延税金資産取り崩しとなってしまった事案です。

いなげや、監査不備が波紋 財務諸表訂正でTOB延長 準大手法人、重責担えるか - 日本経済新聞
イオンがいなげやに対して10月10日から実施してきたTOB(株式公開買い付け)が11月29日、期限を迎えた。当初は11月21日までの予定だったが、いなげやが過去の財務諸表の訂正を14日に発表したことで延長を余儀なくされ、混乱を招いた。背景に...
もちろん誰しもちゃぶ台返しは避けたいですし、初めから論点整理できていればよかったとは思いますが、それでも担当社員が握りつぶさず、土壇場でもきちんと訂正させたのは監査法人の品質管理が正常に機能していた証とも言えます。
大手でさえ潤沢に会計士がいない中、準大手はもっと大変なんだろうなと思いを馳せてしまいます…。
コメント