Microsoft 365 のCopilot 製品として、Microsoft Copilot for Financeというサービスが新たに発表されました。
Introducing Microsoft Copilot for Finance in Microsoft 365| Microsoft 365 Blog
Transform your financial processes with Microsoft Copilot for Finance in Microsoft 365—now in public preview. Learn more...
肝心の何ができるのか?ということですが、今回の発表では主な機能として以下の4点が挙げられています。
https://news.microsoft.com/ja-jp/2024/03/01/240301-introducing-microsoft-copilot-for-finance-the-newest-copilot-offering-in-microsoft-365-designed-to-transform-modern-finance/
- 財務アナリストが自然言語プロンプトを使って Excel で迅速に差異分析を実施し、データセットの異常やリスク、値の不一致などを確認できるようにします。こうした分析により、財務部門はビジネスリーダーに対し、計画していた財務成果を達成した部分や上回っている部分、また下回っている部分とその理由について、戦略的インサイトを提供できるようになります。
- データ構造比較の自動化とガイド付きトラブルシューティングにより、Excel での調整プロセスを簡素化し、インサイトから行動に移せるよう支援します。これにより、財務記録の信頼性と正確性が担保できます。
- 残高証明や請求書など、該当するお客様の口座の詳細について完全な概要を Outlook にて提供し、回収プロセスを迅速化します。
- Excel の生データをプレゼンテーション用のビジュアルやレポートに変換し、Outlook や Teams で共有できるようにします。
加えて、Dynamics 365やSAPなどの既存の財務システムに接続し、監査、債権管理、財務報告などの重要な業務プロセスを合理化・自動化することができると書かれていますね。
会計監査サイドの人間としては、近い将来、このような生成AIを駆使して作成された社内レビューの甘い”それらしい”監査証拠と対峙して行く必要が出てくるかと思うと、今まで以上に懐疑心が重要になってくるのではないかと感じています。
ただ、一方で監査調書の作成にも是非使ってみたい機能ですね笑。
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