はじめに
OpenAIがコスパの高い小型モデル「GPT-4o mini」を発表しました！しかも既に使用可能となっています。
アカウントを持っていないユーザーは使えませんが、ログインすると無料ユーザーでも使えるようになっています。代わりにGPT-3.5-Turboがなくなってますね。
GPT-4o miniは、MMLUで82%のスコアを獲得し、現在LMSYSリーダーボードのチャット設定でGPT-4を上回っています。このモデルは、1百万入力トークンあたり15セント、1百万出力トークンあたり60セントという価格設定で、以前の最先端モデルよりも1桁安く、GPT-3.5 Turboよりも60%以上安価です。
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openai.com
特徴
メールで届いたお知らせから特徴を翻訳してみました。今日からGPT-3.5 Turboは完全にGPT-4o miniに取って代わられますね。
- 知性
GPT-4o miniは、テキストの知性(MMLUで82%を記録し、GPT-3.5 Turboの69.8%を上回る)とマルチモーダル推論においてGPT-3.5 Turboを上回ります。- 価格
GPT-4o miniは、GPT-3.5 Turboより60%以上安価で、入力トークン100万あたり$0.15、出力トークン100万あたり$0.60(標準的な本の約2500ページ分に相当)の価格設定となっています。- モダリティ
GPT-4o miniは現在、テキストとビジョン機能をサポートしており、将来的にはオーディオとビデオの入出力もサポートする予定です。- 言語
GPT-4o miniは、GPT-3.5 Turboと比較して、幅広い英語以外の言語において多言語理解が向上しています。
API利用料
というわけで、主要モデルとの比較でAPIの利用料をまとめてみました。
見ての通り、4o-miniの価格は3.5-turboの1/3程度になっているので、ますます使いやすくなっています。
| モデル | インプット | アウトプット | ナレッジカットオフ |
|---|---|---|---|
| gpt-4o-mini | $0.15/1Mトークン | $0.60/1Mトークン | 2023年10月 |
| gpt-4o | $5.00/1Mトークン | $15.00/1Mトークン | 2023年12月 |
| gpt-4-turbo | $10.00/1Mトークン | $30.00/1Mトークン | 2023年12月 |
| gpt-3.5-turbo | $0.50/1Mトークン | $1.50/1Mトークン | 2021年9月 |
おわりに
OpenAIが発表したGPT-4o miniは、費用対効果の高さと高性能を兼ね備えたバランスの良いモデルとなっています。
GPT-4oと同等の安全性を確保しつつ、GPT-3.5 Turboよりも優れた性能を発揮し、APIの利用料金も大幅に低減されました。
ということで、とりあえず使ってみよう！
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