PowerAutomateDesktopからChatGPTを使う

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はじめに

gpt-4o-miniがローンチされたので、今回はPower Automate for Desktop(PAD)から呼び出してみようと思います。

OpenAIのAPIキーは取得している前提で説明していますので、未取得の方は、まずAPIキーの取得から行ってみてください。

設定方法

全体像

全5ステップで構成しています。

PAD ChatGPT連携フロー1

変数の設定(APIキー)

OpenAIのAPIキーを「OPENAI_API_KEY」という変数にセットします。管理には注意してください!

PAD ChatGPT連携フロー2

変数の設定(プロンプト)

「prompt」という変数にAIに投げる質問文をセットします。

PAD ChatGPT連携フロー3

Web サービスを呼び出します

下記の通り設定していきます。

URL
https://api.openai.com/v1/chat/completions
メソッド
POST
受け入れる / コンテンツタイプ
application/json
要求本文

model, max_tokens, temperatureはハードコーディングしていますが、promptと同じように変数化して管理するのもありです。

値は必要に応じて変更してください。

{
"model": "gpt-4o-mini",
 "messages": [{"role": "user", "content": "%prompt%"}],
 "max_tokens": 100,
 "temperature": 0.7
}
PAD ChatGPT連携フロー4-1

また、詳細は下記の通り設定しています。

リダイレクトに追従します」と「要求本文をエンコードします」はオフに変更しました。それ以外はデフォルト設定のままです。

PAD ChatGPT連携フロー4-2

JSON をカスタム オブジェクトに変換

WebAPIから帰ってきたJSONをPADで解析できるようにします。

PAD ChatGPT連携フロー5

メッセージを表示

ChatGPTからの返答を確認するために、ここではメッセージボックスを表示することで確認していますが、これをマスターすれば、エクセルに入力したりメールの本文に入力したりと色々応用が利きます。

表示するメッセージ

前のステップで作成したJsonAsCustomObjectから以下のようにして回答を取り出します。

%JsonAsCustomObject.choices[0].message.content%
PAD ChatGPT連携フロー6

おわりに

作ってみての感想ですが、WEBサービスの呼び出し設定が少し込み入っている程度で、全体的にはかなり簡単でした。

PowerAutomateとは違い、PADでは無料プランでもWebAPIを叩くことができるのが良さですね。

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