クラウドコンテンツ管理大手のBoxが2024年11月13日に企業のAI活用を加速させる新サービス「Box AI Studio」を発表しました。
サービス提供の開始は2025年1月予定で、企業が独自の要件に合わせてカスタマイズしたAIエージェントを、コーディング不要で作成・展開できるようになります。
Box AI Studioの特徴は、企業が業界固有のニーズやワークフローに基づいて、AIモデルの選択から設定までを柔軟にカスタマイズできる点です。管理者はドロップダウンメニューから最適なAIモデルを選び、カスタムプロンプトとパラメータを調整するだけで、企業独自のAIエージェントを作成できます。
対応するAIモデルには、MicrosoftのAzure OpenAI Service、AWSのAmazon Bedrock、AWS上で利用できるClaude、Google CloudのVertex AIなど、業界トップクラスの大規模言語モデルが含まれています。また、将来登場する新しいモデルにも対応予定とのことです。
具体的な活用シーンとして、以下のような例が挙げられています。
- 営業部門: 過去の契約書や顧客データを基に、AIが契約書の要約や適切な回答を提供
- マーケティング部門: 自社のブランドガイドラインに沿ったブログ記事やSNSコンテンツの生成
- カスタマーサービス: 製品情報や過去の対応履歴を基に、迅速で正確な回答を提供
- 人事部門: 会社の価値観や規則に基づいた候補者対応や従業員フィードバックの分析
- 製品部門: 製品情報を基に顧客からのフィードバックを分析し、適切なナレッジベース記事を推奨
なお、Box AI Studioは、新たに発表された最上位プラン「Enterprise Advanced」に含まれる予定で、このプランには、Box AI Studioの他、Box Apps、Box Forms、Box Doc Genなどの新機能も含まれています。
Box、多数の新機能を備え、インテリジェントコンテンツ管理による企業の非構造化データの活用に革新をもたらす
インテリジェントコンテンツ管理 (ICM) プラットフォームのリーディングカンパニーであるBox, Inc. (NYSE:BOX) は、企業のコンテンツ管理に革新的な変化をもたらす、AIを活用した一連のイノベーションを発表しました。
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