1. はじめに
将来会計士・税理士として独立したいと思い始めてから、兎にも角にも、まずは自分で発信できるプラットフォームを持たねばということをきっかけにこのブログを立ち上げたのですが、ブログを始めるに当たっては、将来的に事務所サイトのアクセスにも繋げたいという狙いもあり、最初から独自ドメインを取って運営できることを前提に考えていました。
そこで、WordPressとはてなブログProを比較して、結局WordPressで運営することに決めたのですが、その過程についてご共有したいと思います。
2. WordPressの特徴
WordPressの最大の特徴は、その圧倒的な使用率にあります。世界中で多くのウェブサイトがWordPressを採用しており、公式ページによれば、Webサイトの約43%がWordPressを使用しているということです。
その高い普及率の背景には、WordPressの柔軟性と拡張性があり、数多くのテーマやプラグインの提供によって、各々のニーズに合わせたデザインや機能をカスタマイズすることが可能となっています。
また、世界中の開発者やコミュニティが活発に情報を共有しているため、カスタマイズやトラブルシューティングに関する情報が豊富にあり、初心者から上級者まで、幅広いユーザーが自分の目的に合わせてサイトを構築・運営することができます。
3. はてなブログProの特徴
一方、はてなブログProは手軽さとコミュニティの強みを持つブログプラットフォームであり、最大の特徴は、インストールや日々のメンテナンス作業が不要であることだと思います。
WordPressのような自己ホスティング型のCMSとは異なり、はてなブログProはサービスとして提供されるため、サーバーの設定やセキュリティのアップデートなどの面倒な作業を自分で行う必要がありません。これにより、ブログ運営における手間を大幅に削減することができます。
さらに、はてなブログProのもう一つの魅力は、はてなコミュニティとの緊密な連携です。はてなブックマークやはてなスターなどの機能を活用することで、記事の露出を増やし、新しい読者との出会いを増やすことができます。
また、料金の支払いを2年コースにすると、月額600円相当で利用でき、一般的なレンタルサーバーの利用料と比較しても低コストでの運用が可能になるため、初めてブログを始める方や、コストを抑えたい方にとっては魅力的な選択肢だと思います。
4. 両者の比較
これまでの特徴を表形式でまとめてみました。
基本的な棲み分けとしては、ある程度運用の手間があっても自由にカスタマイズしたい場合はWordPress、手軽に初めたい場合ははてなブログProが良いと思います。
項目 | WordPress | はてなブログPro |
---|---|---|
インストール | 必要(自己ホスティング型) | 不要(サービスとして提供) |
メンテナンス | 定期的なアップデートやバックアップが必要 | 基本的に不要 |
カスタマイズ性 | 高い(テーマ・プラグインが豊富) | 限定的(プレミアムテーマや一部のカスタマイズ可) |
コスト | レンタルサーバー会社によって異なるが、約1,000円/月が必要 | 月額600円相当(2年コース時) |
コミュニティ | 世界中の大きなコミュニティ | はてなコミュニティとの連携 |
SEO対策 | 高度なSEO対策が可能(プラグイン利用) | 基本的なSEO対策は可能 |
運用の手間 | 中〜高 | 低 |
対応サイトの種類 | 個人ブログから大規模な企業サイトまで幅広く対応 | 主にブログ向け |
5. 実際にWordPressを選んだ理由
はてなブログProの低コストでの運用は確かに魅力的だったのですが、はてなブログはその名の通りブログに特化してしており企業サイトには基本的に向いていません。一方、WordPressはその拡張性の高さから、テーマの変更やプラグインの追加により、個人ブログと企業サイトのどちらにも対応することが可能という利点があります。
また、はてなブログと別途レンタルサーバーを利用する場合、二重管理が必要となり、かえって運用の手間が増えることも懸念され、最初からレンタルサーバーを借り、ブログも企業サイトも一元管理できるレンタルサーバー&WordPressの環境を選択した方がお得になると判断しました。
費用面でも選んだレンタルサーバー(Xserver)がキャンペーンで3年間は通常の半額(約500円/月)程度で契約できたことも大きな決め手になりました。
6. まとめ
私の場合、ブログと企業サイトをどちらも作成予定であることから、WordPressが最適だと判断しましたが、ブログだけを手っ取り早く初めたいという方にははてなブログProの方が向いている場合もあると思いますので、ご自身のニーズを考える際の参考になれば幸いです。
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