ここ最近AI技術が急速に進化し、多くの領域で利用され始めていることは皆さんご存知のことかと思いますが、特にプログラミングの世界では、GitHub Copilotを始めとして、AIがコードの解析、提案、改善など、多くの面でプログラマーの作業をサポートしています。
その中で、最近「phind」というプログラマー向けAI検索エンジンの存在を知ったので、そのphind特徴について書いてみようと思います。
phindの概要
phindは、一言でいうと、プログラミング関連の情報検索に特化したAI搭載の検索エンジンです。プログラムのエラーコード、関数の使用方法、アルゴリズムの実装など、プログラミングの問題解決に必要な情報を効率よく検索することができます。
また、ペアプログラマーモードという機能も備えており、これをオンにすると、検索およびコードの生成を進める前に、ユーザーの意図を明確にする質問をしてくれます。
アカウントの種類
phindはアカウント登録なしでも利用できますが、無料アカウントと有料アカウントも用意されています。phindではChatGPTのAPIも選択できるようになっており、この記事の投稿時点での情報でまとめてみました。
有料アカウントでは入力したデータをトレーニングで使用しないようにオプトアウトできるみたいです。ということは、無料アカウントではトレーニングに使用されてしまうというように読めるので、その点は注意が必要ですね。
アカウント種類 | phind | gpt-4 |
---|---|---|
アカウントなし | 利用無制限 | 10回まで |
無料アカウント | 利用無制限 | 10回/日 |
有料アカウント | 利用無制限 | 30/日 or 500~/日 * プランによる |
なお、公式のチュートリアルを見ると、”The Phind Model and GPT-3.5-Turbo are unlimited.”と書かれていましたが、GPT-3.5-Turboをどこで選択できるのかわかりませんでした。
使い方
phindの使用は非常にシンプルです。GoogleやBingと同じで、検索バーに問題のコードやキーワードを入力すると、phindは関連する情報を検索し、表示してくれます。検索結果に関しては、関連するオンラインリソースを提供してくれるところもポイントです。
ということで、PythonでFizzBuzzを書いてもらいました。これくらいのコードであれば全然問題ないですね。日本語のプロンプトにも問題なく対応しているように見えます。
ちなみに、ペアプログラマーモードで質問したら、このような回答になりました。たしかに対話モードになってますね。
なお、公式のチュートリアルを見ると、質問するときのポイントがあるようで、以下のような例示が挙げられています。
- 「Pyhonで○○~して」や、「Javascriptを使って〇〇して」のように、使用してほしい言語を明示する
- 「文字列が〇〇であることを確認してください」ではなく、「文字列が〇〇であることを確認する方法は?」という風にHow to~で質問する
まとめ
入力内容がトレーニングに使用される点を踏まえても、アカウント登録なしで使えるのは気軽でいいですよね。とりあえず気になった方は色々試してみてください!
それにしても毎日のように生成AIを利用した新サービスが出てきてついていくので精一杯ですね…。楽しいけど!
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