PowerQueryで別の行の数値を参照したカスタム列を作成する方法

Spreadsheet

今日はPowerQueryを用いて、年月を下に一つずらした「年月+1ヶ月列」を作りたい場合の手順について解説したいと思います。

+1ヶ月の部分を変えることで、異なる移動平均を算出する等、色々と応用ができます。

Before
インデックス年月
02023年4月
12023年5月
22023年6月
元のテーブル
After
インデックス年月年月+1ヶ月
02023年4月
12023年5月2023年4月
22023年6月2023年5月
列追加後のテーブル

作り方

作り方と言っても簡単で、PowerQueryエディターの「カスタム列」から、以下の数式を入れてあげるだけです。ただし、「前のステップ名」のところだけは、各々の状況に合わせて変更してください。

if [インデックス] = 0 then "" else 前のステップ名{[インデックス] - 1}[年月]
PowerQuery設例
簡単な説明

まず、1行目(インデックスが0の行)では参照するものがないため、空欄になるようにしています。

if [インデックス] = 0 then ""

次に、elseより後ろの部分で、実際に一つ前の行の値を取得しています。

else 前のステップ名{[インデックス] - 1}[年月]

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