物価高騰や人手不足の影響を受けた事業者への経営改善支援を地域金融機関が効率的に実施するため、金融庁がAI技術の活用可能性について調査・研究したものの最終報告書が公開されました。
調査は有限責任あずさ監査法人に委託されています。
「AI技術を活用した経営改善支援の効率化に向けた調査・研究」に係る最終報告書等の公表について
www.fsa.go.jp
主な内容は以下の通りです。
- 事業者の経営改善の可能性を高めるには、早期の段階から経営改善支援に着手することが重要である。
- 事業者の状況変化の兆候を効率的・効果的に把握するためにAI技術の活用を調査・研究した。
- 企業の財務データ、属性データ、外部環境データなどを使って、機械学習によりAIモデルを構築する。
- AIモデルを使って、経営改善支援が必要な取引先企業に優先順位をつける。
- 一部の地域金融機関への実務適用支援を通じて、AIモデルの活用可能性と留意点を整理した。
- AIモデルを活用することで、地域金融機関の経営改善支援先の優先順位付けが効果的・効率的になる可能性が示された。
申請すれば、本事業で構築した汎用的なAIモデルを使用できるとも書かれていますね。利用規約を見ると、Python v3.8.12、scikit-learn v1.1.1を使っているようです。
個人でも申請できそうなので、今度申請してみようと思います。
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